2008年12月25日木曜日

日記 - フリスク

フリスク:シャープンズユーアップな一品

フリスクの一粒は人にあげると喜ばれる。
てのひらサイズの潔癖で欧米指向な白いケースをスライドさせて相手の手のひらに
コロンコロンと二粒ほど差し上げてみよう。

一振りで、一粒しか出なかったら、”それじゃまぁ寂しいですから....”と、もう一振り。

勢いあまって一度に三粒以上出てしまったら、いそいそと申し訳なさそうに ”そそういたしまして...”と、余計な分をケースに戻す。

二粒がちょうどよい距離を保つ秘訣なのである。

しかしながら、二粒が丁度よいからと、毎度毎度に、
「コロンコロン....」
「...ツツツッ......コロンコロン」
「コロンコロン」
「コロンコロンネンノン。」

といった具合に一振りでキリよく出せるという業も、なんだか、であろうよ。


タバコもこれと似たりであると思う。
一本差し上げたり、お火を拝借したり、灰皿をすすめたり。

タバコ(ア・シガレットね)本体が、コミュニケーションを媒介する時間がフリスクよりも長いために
様々な作法が様々なフェイズで存在することになっている。
”喫煙”という行為の集合が喫煙者達の配慮のもとになりたっているといってよいと思う。

それは、釣りバカ日誌のハマちゃんとスーさんのように地位も年代も
それは、かつての小室哲哉と篠原涼子のいとしさとせつなさと心強さも
それは、
されば、世界中の国境のあっちとこっちの宿命も

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